片面にハード素材を採用し、裏筋に特化した内部構造で人気を博した「裏すじ妖技ふわゾリの舞」。
初代の売上が好調だったのか、肉厚になった「裏すじ妖技ふわゾリの舞BIG」も販売されました。
この記事では、初代(ノーマル)とBIGを比較し、シリーズの違いや使用感をレビューします。
もくじ
使われている素材は共通
「裏すじ妖技ふわゾリの舞」に使われている素材は、FANTASTIC BABYの「ファンタスティックスキン」です。
ファンタスティックスキンの仕様はシリーズを通して変わらず、素材による差別化はされていません。
ふわゾリの舞は2層になっており、外側には柔らかい素材、裏筋に当たる部分には硬い素材が使われています。
裏筋に当たる部分に使われているのは、ぷりっとした弾力のある素材です。
内側の硬さは、ホットパワーズのMETEOにおける「バリ硬」に相当します。
内側の素材には耐久性があり、多少雑に扱っても表面が削れることはありません。

キャッチコピー | 硬度 | 刺激度 |
---|---|---|
刺激ゼロの浮遊感 | トロ柔(-4) | ほぼゼロ |
とろける柔らかさ | ふわ柔(-3) | かなり弱い |
吸い付く柔らかさ | バリ柔(-2) | 弱い |
リアルな肉感 | 柔(-1) | やや弱い |
何度でも飽きない | 定番(0) | 王道バランス |
まとわりつく肉感 | 硬(+1) | やや強い |
締め付けが命 | バリ硬(+2) | 強い |
刺激の集合体 | ギチ硬(+3) | かなり強い |
外側の素材は弾力が最低限に抑えられており、とろとろした柔らかさが強調されています。
ホットパワーズのMETEOにおける「ふわ柔」に相当し、ふわとろの名に恥じない柔らかさです。

キャッチコピー | 硬度 | 刺激度 |
---|---|---|
刺激ゼロの浮遊感 | トロ柔(-4) | ほぼゼロ |
とろける柔らかさ | ふわ柔(-3) | かなり弱い |
吸い付く柔らかさ | バリ柔(-2) | 弱い |
リアルな肉感 | 柔(-1) | やや弱い |
何度でも飽きない | 定番(0) | 王道バランス |
まとわりつく肉感 | 硬(+1) | やや強い |
締め付けが命 | バリ硬(+2) | 強い |
刺激の集合体 | ギチ硬(+3) | かなり強い |
ふわとろ素材の宿命ではあるものの、臭いとベタつきからは逃れることはできません。
鼻を近づけるとオイル臭さがあり、触った手は滲み出た油分でぬめぬめになります。
石鹸で手を洗っても落ちないレベルの油分ではないことが不幸中の幸いです。
素手で触りたくない方は、使い捨てのニトリルゴム手袋を用意しておきましょう。
ニトリルゴム手袋とは、医療や介護などの現場で使われている耐久性に優れた合成ゴム手袋です。
ニトリルゴム手袋は100枚あたり1000円で購入でき、オナホ生活の質を上げることができます。
ニトリルゴム手袋はオナホールを洗うときにも活躍し、オナホ生活の必需品と言っても過言ではありません。
裏すじ妖技ふわゾリの舞の本体から滲み出る油分は、ベビーパウダーでケアしましょう。
油分が滲み出るほどオナホールは硬くなり、絡みつくような柔らかさが失われてしまいます。
オナホール用のベビーパウダーは、スプレータイプの「オナシュット」がおすすめです。
オナシュットは各面にワンプッシュするだけで済み、粉を床にぶちまけてしまう心配もありません。
オナシュットの詳しいレビューは、こちらの記事をご覧ください。
「肉厚は正義」を体現したBIG
「裏すじ妖技ふわゾリの舞」の本体は、ノーマルとBIGで大きさが異なります。
項目 (実測値) | ノーマル | BIG |
---|---|---|
全長 | 14cm | 16cm |
横幅 | 6cm | 8cm |
内部長 | 12cm | 14cm |
壁の厚さ | 1.5cm | 2cm |
底の厚さ | 2cm | 2cm |
重さ | 390g | 590g |
シリーズの原点であるノーマルは、片手で持ちやすい小ぶりなサイズです。
売れるか不安だったのか、重さは390gと控えめになっており、物足りなさを感じました。
2代目のBIGはその名の通り、しっかり握らないと落ちてしまうほどの大きさです。
BIGの重さは590gもあり、ノーマルから1.5倍ほどボリュームアップしています。
BIGになったことで内部長も14cmに伸び、根本までずっぽり挿せるようになりました。
大きな本体とふわとろ素材は特に相性がよく、ペニスをふわっと包み込む優しさが特徴です。
「肉厚は正義」を体現したBIGは、挿れた瞬間に「優しいね~😇」と思わずニヤけてしまいます。
底の厚さは共に2cm確保されており、亀頭を押しつけても突き破る心配はありません。
重さの実測値が公式より10g軽いものの、手作りが基本のオナホールでは誤差の範囲です。
内部構造に大きな差はない
「裏すじ妖技ふわゾリの舞」の内部構造は、裏筋責めに特化したハード素材が特徴です。
ハード素材の表面には、短い縦ヒダが山脈のように連なり、深い凹凸が刻まれています。


天井のソフト素材にも縦ヒダはありますが、ハード素材に比べると表面の凹凸は控えめです。
ソフト素材の控えめな縦ヒダは、表面がのっぺりしているのを避けるための措置でしょう。


内部構造の仕様はノーマルもBIGも変わらず、内部構造による差別化はされていません。
ふわゾリの舞に挿入してびっくりしたのは、想像以上にまったりしている点です。
ハード素材の攻撃力をソフト素材の優しさが中和しており、ハード素材特有のゴリゴリ感がありません。
BIGではより優しさが強調され、ふわふわ~ゾリゾリ~という挿入感になっています。
刺激の逃げ場がない横ヒダではなく、適度に余白のある縦ヒダを採用した結果でもあるでしょう。
ボクのペニスはハード素材が苦手なのですが、2秒に1回のストロークなら30分も楽しめました。
裏すじ妖技ふわゾリの舞は、コンセプトをしっかり体現しているオナホールであるといえます。
ふわゾリの舞シリーズを買うべきではない2つの理由
「裏すじ妖技ふわゾリの舞」は、売上ランキングの上位を席巻したほどの人気シリーズです。
しかしボクは、裏すじ妖技ふわゾリの舞シリーズを買うべきではないと考えています。
ボクが裏すじ妖技ふわゾリの舞アンチになった理由は、以下の2つです。
- ローションがうまく馴染まない
- 軸ズレしたものを出荷している
ローションがうまく馴染まない
裏すじ妖技ふわゾリの舞は、ローションがうまく馴染みません。
標準量のローションを入れているにもかかわらず、ストロークのたびにダラダラと漏れてしまいます。
ふわゾリの舞にローションが馴染みにくいのは、ソフト素材の内部構造によるものでしょう。
ソフト素材の内部構造には、ローションを保持できるほどの凹凸がありません。
保持できなかったローションがハード部分に垂れ、許容量を超えた分が漏れてしまうのでしょう。
一般的なオナホールの内部構造は、全体的に凹凸があり、ローションが隅々まで行き渡る設計です。
中には、ローション漏れを防ぐために「ローションポケット」と呼ばれる空間を設けたオナホールもあります。
裏すじ妖技ふわゾリの舞には、必要な量の凹凸もなければ、ローション漏れを防ぐ工夫もありません。
BIGの入り口は、竿に密着するように作られた厚さ1cmの狭い壁です。
標準的な設計ではあるものの、ローション漏れを防ぐためには、もう1cmほど厚くする必要があります。
ノーマルの入り口の厚さはたったの2mmしかなく、ローション漏れを防げる設計にはなっていません。
FANTASTIC BABYの開発陣は、なぜずさんな設計で満足してしまったのでしょうか。
ローションがダラダラ漏れてくるという事故は、テストの段階では起こらなかったのでしょうか。
ふわゾリの舞にはハード素材が使われているため、ローションを極端に減らすという選択肢はありません。
裏すじ妖技ふわゾリの舞がリメイクされるのであれば、必ずローションポケットを採用していただきたい。
ふわゾリの舞はコンセプトをしっかり体現できているのに、変なミスで評価を下げるのはもったいないです。
軸ズレしたものを出荷している
裏すじ妖技ふわゾリの舞は、他のオナホールよりも軸ズレしている個体が多い印象です。
チェック用にノーマルとBIGを2個ずつ買いましたが、どの個体も穴が上にズレていました。
上への偏りは挿入感に影響を与えており、ボリューム不足のノーマルは、奥まで挿れると窮屈さを感じます。
肉厚なBIGは、多少上にズレている程度で挿入感に大きな影響はありません。
穴の奥のほうがカーブしているため、上へのズレはおそらく仕様でしょう。


しかし、BIGの穴は2つとも左側へのズレが追加されており、まっすぐ突けませんでした。
ハード部分が着色、ソフト素材が半透明になっているのに、なぜ目視でチェックしていないのでしょうか。


裏すじ妖技ふわゾリの舞の軸ズレは、裏面を見るだけですぐにわかります。
商品をろくにチェックせず、軸ズレした個体を平気で流通させるメーカーという解釈でよろしいでしょうか。